最初に…ミルククイズ!
いきなりですが、ミルクに関する問題を今から5問出します!ぜひチャレンジしてみてください。
問1.ミルクは作りおきできる??
問2.ミルクを作る前に、手は洗う?洗わない?
問3.ミルクを溶かすお湯は、何℃以上?
問4.ミルクを赤ちゃんに飲ませる時の、適切な温度の目安は?
①40℃前後 ②70℃前後 ③95℃前後
問5.ミルク育児で必要なものは、粉ミルクと哺乳瓶(+乳首)と、あとは何?
お疲れ様でした!いきなりだったにも関わらず、チャレンジしていただきありがとうございます(笑) さて、いかがだったでしょう。全て解けましたか…?わからなくても心配しないでください。この記事を読めば、理由も合わせてわかるはず!プラスの情報も盛り沢山に入れてみたので、「こんなに読めないよ〜」という人は答えの部分だけでもOKです。では、理由と一緒に正解をみていきましょう!
問1.ミルクの作り置きはできる?
A. 作りおきはせず、毎回作りましょう!
毎回作るのが手間、というのは痛いほどわかります。私は完ミ育児でしたから特に…。ただ、作りおきには雑菌が繁殖しやすいというリスクがあります。免疫力の低い赤ちゃんは、少しの雑菌でも命の危険につながってしまう可能性があります。国内のほとんどのミルクメーカーも作りおきを推奨しておらず、「作ってから2時間に飲ませましょう。」「作りおきや飲み残しは与えないでください」と記されています。
ただものすごく厳密に言えば、厚生労働省はミルクの作りおきを禁止にはしていません。医療環境などで、どうしても作り置きが必要な場合のガイドラインを提示しています(厚生労働省)。このガイドラインに沿って作りおきの方法を紹介している記事もありますが、そもそもガイドラインでも都度作ることが推奨されています。やむを得ない事情がある場合は、地域の保健師さんなどに相談してみましょう。個人的には、このガイドラインに沿って作りおきをする方が手間な気がします…。
問2.ミルクを作る前に、手は洗う?洗わない?
A. 洗いましょう!
前の問でも触れましたが、赤ちゃんは免疫力が低いです。なので手を洗うだけでなく、専用スプーンは都度洗って乾燥させる、器具を毎回消毒する、などの作業が必要になります。ちょっと手間ですが、何かあってから後悔するよりはいいかなと思います。ちょっと、いや、かなり、手間ですが…。
問3.ミルクを溶かすお湯は、何度以上?
A. 70℃以上!
粉ミルクを溶かす時のお湯は【70℃以上】ということを忘れないでください。実は、粉ミルクは無菌ではありません(そうなの?!!)。ごく微量ですが、粉ミルクそのものや、溶かした粉ミルクに「Cronobacter sakazakii(サカザキ菌)」や「Salmonella enterica(サルモネラ菌)」といった乳児にとって危険な細菌が入っていることがあります。サカザキ菌などの危険な菌が死滅する温度が70℃なので、厚生労働省やWHOのガイドラインでも70℃以上と明記されています。
ちなみに、100℃でもいいの?と思うかもしれませんが(私は思った)、熱すぎると作っている最中にヤケドする恐れがあったり、粉ミルクの一部栄養素が影響を受けたりもするようなので、沸騰後は少し冷ますと良いと思います。
これは完全なる余談ですが、皆さんの予想通り(?!)、サカザキ菌は阪崎利一先生に敬意を表して名付けられたと言われています(え?聞いてない?)。
問4.ミルクを赤ちゃんに飲ませる時の、適切な温度の目安は?
A. 40℃前後!
熱いとヤケドの原因になるので、必ず体温ぐらいの温度まで冷ましてください。体温ぐらいの温度ってどうやって調べるの?と思うかもしれませんが、腕の内側におとしてみてやや熱く感じる程度が40℃ぐらいです。熱すぎる時は「熱っ!!!!!」となります(経験談)。ちなみに、ミルクの適温を示してくれる商品もあるみたいなので、不慣れな時にはそれらを利用するのもいいかもしれません。
余談ですが、ミルクを70℃以上のお湯で溶かしたあと、湯冷まし(水を沸騰させて冷ましたもの)を入れると冷ます手間が省けます。ただし煮沸して塩素が抜けた湯冷ましは菌が繁殖しやすいので、余ったら処分してその都度作り直すのが理想的。湯冷ましの代わりに水道水やミネラルウォーターは?と思うかもしれませんが(私は思った)、いろいろ調べてみて個人的な結論としては、国内の水道水は△よりの◯、ミネラルウォーターは△です。水道水は、ミルクメーカーによってはOKと記載があったので(水道水に含まれるカルキは赤ちゃんの胃腸に負担になる可能性もあるという記事もあったので△よりの◯にしました)。ミネラルウォーターはミネラル成分の少ないもの(軟水)など条件に当てはまるものであればOKだったので△にしました。
問5.ミルク育児で必要なものは、粉ミルクと哺乳瓶(+乳首)と、あとは何?
A. 洗剤用品、消毒用品、お湯沸かし用品(+保温用品)
めちゃくちゃ細かくあげると下記の通り…。ちなみに消毒方法や、お湯沸かし用品はいくつか方法があるので一例だと思ってください。それにしても、多いですねー!(汗)
◆洗剤用品
・哺乳瓶用の洗剤 (例)ピジョン 哺乳びん野菜洗い
・哺乳瓶用のスポンジ 通常+乳首用
※参考(私の場合)▷哺乳瓶用のスポンジは、100均のコップ洗用のスポンジを使っていました!
◆消毒用品(薬液消毒の場合)
・除菌液or消毒剤 (例)チュチュ つけるだけ
・消毒液につける容器
・つけた後乾燥させる容器
・消毒液から取り出す器具
※参考(私の場合)▷上2つの容器は100均のお米を入れる用の大きめのプラ容器を使いました(個人的には十分でした!)
◆お湯沸かし用品(ヤカン+保温ポットを使う場合)
・ヤカン or ティファール等
・保温ポット(家用の大きいタイプ)
※参考(私の場合)▷70度以上の保温時間を考え、サーモスを選びました。
・保温水筒(お出かけ用の小さいタイプ)
※参考(私の場合)▷お出かけ用に同じくサーモス。
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◆その他(マストではない)
・授乳クッション
※参考(私の場合)▷私はよく使っていました。確かに腕がちょっと楽・・・!
さいごに
皆さん、何問正解でした??ミルク育児経験がまだの場合は、難しかったと思います(私も妊娠中だったら1問でも正解できるかどうか怪しいです)。赤ちゃんは免疫力も低く、体の器官も未熟なので、注意しなければいけないことも多く大変です。でも理由がわからないと、このぐらいならいいのではと判断してしまうのではと思い、今回の記事を書かせていただきました。参考になれば幸いです!
◆参考サイト
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