【ミルク育児】哺乳瓶の消毒方法、結局どれが楽でお得?

 ミルク育児って揃えるものも多いですが、やることも結構あるんですよね。お湯を沸かしたりミルクを作ったり哺乳瓶を洗ったり消毒したり…。例えば完ミの場合、授乳以外1日30分前後は時間が取られます。完ミではなくても、ミルク育児が1年程続くことを考えると、できるだけ効率よく行いたいですよね。

 そこで鍵になるのが「消毒方法選び」。私の場合完ミ育児で1人目と2人目で異なる方法を選びましたが、どの消毒方法を選ぶかによってその後のミルク育児生活が結構変わります。たくさん経験したからこそわかる視点で詳ーーーしく紹介しているので、消毒方法選びに迷っている方はぜひ参考にしてください(^^)



——————-目次
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結論

3つの消毒方法のメリット・デメリット

 1.煮沸消毒

 2.薬液消毒

 3.電子レンジ消毒

オススメの消毒方法(シチュエーション別)

何を買うか迷ったら

【徹底比較】結局どれがお得?(追加予定)

【徹底比較結局どれが楽?(追加予定)

【参考】完ミ育児であったら便利な道具!(追加予定)

結論

 哺乳瓶+乳首は、洗剤で洗ったに、さらに煮沸消毒、薬液消毒、電子レンジ消毒、いずれかの方法で消毒する必要があります。正直、どの方法もメリット・デメリットがあり、哺乳瓶を使う頻度や好みによってオススメが変わります。

※哺乳瓶や乳首によってはNGな消毒方法があるので購入時は注意。どの方法でもOKな商品を選ぶと良いです。

 ちなみに私は、1人目は「薬液消毒」、2人目は「電子レンジ消毒」、帰省時などには「煮沸消毒」を選びました(完ミだったので、消毒した哺乳瓶の数は2,500本以上になります(笑))それぞれの消毒方法を長期間試してみたからこそ感じるメリット・デメリットはこちらに、具体的なシチュエーション別のオススメの消毒方法はこちらに、商品に迷った場合のオススメ商品はこちらにまとめてみました。

 ざっくりとした結論を言うと、下記になります。

  • 完母予定
    • 初期費用を抑えたいなら、煮沸消毒
    • 消毒の手間をかけたくないなら、電子レンジ消毒
  • 混合・完ミ
    • 煮沸消毒は手間の面から避けるべし
    • 夜間の消毒なら、薬液消毒
    • 殺菌力にこだわるなら、薬液消毒
    • 哺乳瓶を使う回数が減ってからは、電子レンジ消毒
    • 消毒完了後の手間を考えるなら、電子レンジ消毒

3つの消毒方法のメリット・デメリット

煮沸消毒、薬液消毒、電子レンジ消毒、それぞれの方法で

  • 事前準備(揃えるもの)
  • 手間
  • 消毒時間
  • 費用

の4つの視点で徹底比較してみました。それぞれの消毒方法も載せているので、ぜひ赤ちゃんとの生活をイメージしながら、自分はどの方法が良さそうか想像してみてください!

1.煮沸消毒

  • 方法:大きな鍋に水をたっぷり入れて、沸とう後3~5分煮沸
  • 揃えるもの:哺乳瓶が入るくらいの鍋
    ※あると便利:取り出す用のトング等、保管用の容器


総合評価
 家にあれば揃えるもの不要・若干経済的、だけど手間
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 事前準備:哺乳瓶が入る鍋があれば、
       専用の器具は不要
 手間  :〜10分前後はコンロの前に。
       鍋から取り出すのも手間
 消毒時間:沸とう後3~5分
       (+沸かす時間)
 費用  :初期費用0円+ガス代
       (参考:6ヶ月約3,000円)
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 専用の器具が不要なのはメリットですが、他の消毒方法と比べるととにかく手間。

 お湯を沸かす時間も考えると10分弱はコンロの前にいなければいけないし、煮沸消毒後アツアツのお湯から哺乳瓶を取り出すのも大変だし、たまにしか哺乳瓶を使わないという人以外はオススメしません。

薬液消毒


  • 方法:哺乳瓶専用の消毒液に1時間以上つける
  • 揃えるもの:専用消毒液、浸けおき用の容器 
    ※あると便利:取り出す用のトング等、保管用の容器


【総合評価

 確かな殺菌力・つけたら放置OKなので楽だけど、消毒時間は1時間以上
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 事前準備△:専用の薬液や、容器が必要
 手間  ◯:1日1回薬液を交換すればOK、
       薬液から取り出すのは手間
 消毒時間△:1時間以上(つけたら放置)
 費用  ◯:ケース代+薬液代
       (参考:6ヶ月約円)
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 専用薬液や容器を用意する必要がありますが、薬液は24時間使えるので1日何度でも使用できるのは便利。特に授乳回数の多い新生児期は楽でした。ただ月齢が進み授乳回数が減ると電子レンジの方が楽かも。

 洗浄・殺菌力はダントツです(長期間保管していた哺乳瓶の水垢は、他の2つの方法では落ちませんでしたが、薬液消毒で落ちました)。ただし薬液の匂いが気になる人もいます。

 ちなみに薬液消毒ならミルトンが有名です。つけ置きの用の容器を私は100均で代用していました。安くは済みましたがちょうど良い大きさ*(哺乳瓶が希望数入るか等)を探すのは結構手間だったので、面倒という方はセットを買うのもありです。

*ちょうど良い大きさ:深さも十分で、哺乳瓶が希望数入るか(+ミルトンの錠剤タイプだと2Lで1錠なので、2Lの水を入れた時哺乳瓶が全部つかるか)


電子レンジ消毒

  • 最初に揃えるもの:電子レンジ用専用容器
  • 方法:専用容器に水を入れて、3 ~5分チン



【総合評価】
 短時間で消毒可・水を入れてチンなので、ただしサイズ選びは注意
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 事前準備◯:専用容器が必要
 手間  ◯:取り出す手間がないのは楽!!
 所要時間◎:3~5分
 費用  ◯:専用容器代+電気代
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 専用容器に少量の水を入れ、電子レンジで3~5分程加熱するだけでOK。そのまま保管容器として利用できるので、煮沸・薬液消毒のようにトング等で取り出す必要がないのはかなーーり楽でした!※消毒直後は熱いので注意

 商品にもよりますが数本まとめて除菌できます。ただチンする時間と哺乳瓶を冷ます時間を考えると、夜間の消毒では薬液消毒の方が楽でした。

 専用容器と哺乳瓶のサイズは注意。購入前に下記2点を必ずチェックしましょう!(例えば、3本まとめて消毒可能な容器だとしても、哺乳瓶の広口タイプだと入らなかったりすることあり)
 ❶専用容器が電子レンジに入るか?
 ❷哺乳瓶が専用容器に希望数入るか?

 電子レンジ消毒なら、コンビの「電子レンジ除菌&保管ケース 除菌じょ~ずα」が価格も手ごろで人気です。(ちなみに、私も大変お世話になっています笑)


オススメの消毒方法(シチュエーション別)

 3つの消毒方法、どれを選べば良いでしょうか。手間の面では圧倒的に【薬液消毒】か【電子レンジ消毒】がオススメです。

 ちなみに私の場合、1人目は【薬液消毒】、2人目は【電子レンジ消毒】を選びました。難しいのはどちらも良いところと悪いところがあり、一概には言えないところ。哺乳瓶を使う回数や、何を重視するか・何を手間と感じるかによっても変わってきます。

 でもまだどのくらい哺乳瓶を使うかわからないし、何を手間と感じるかもやってみないとわからない!という人の方が多いですよね。そんな方が具体的にイメージした上で選べるよう、7つのシチュエーションで比べてみました(笑)両方の方法をかなりの回数試したからこそわかる視点で、徹底比較してみたいと思います。(多いので、気になるところだけチェックしてみてください^^)



❶夜間の消毒【薬液消毒の勝ち!*】
 「哺乳瓶の数」より「夜間に哺乳瓶を使う回数」が多い場合、夜間にも消毒する必要があります。夜間の消毒は可能な限り短時間で終わらせ、大泣きしている赤ちゃんに早くミルクをあげたいですよね。そんな時は、つけ置きの哺乳瓶を取り出すだけでOKな薬液消毒の方が◎。電子レンジ消毒だと5分前後は待つ必要があります(夜間だと想像以上に長く感じられます…)。

※哺乳瓶を多く揃え、夜間の消毒を回避するのもありです。私の場合、夜間の消毒は面倒だし目が覚めて寝れなくなった…ということが何度かあったので、「夜間に哺乳瓶を使う回数」以上に哺乳瓶を揃えました。出費は痛かったですが、それ以上の役目を果たしてくれています。

❷殺菌力【薬液消毒の勝ち!】
 3つの消毒方法、いずれもきちんと殺菌できます。ただ、殺菌力が強いのは薬液消毒です。普段使っていて殺菌力の差を感じることはないのですが、第2子誕生で数年ぶりに使う哺乳瓶の水あかは、薬液消毒だときれいに落ちその違いを実感しました。

❸消毒し忘れた時【電子レンジ消毒の勝ち!】
 薬液消毒だと1時間以上待たなければいけないので、電子レンジ消毒の圧勝です..!私は1度やらかし、1時間も待てないので仕方なく煮沸消毒に切り替えました(泣)

❹哺乳瓶を使う回数
【多:薬液(僅差)、少:電子レンジ

・哺乳瓶を使う回数が多い時期
 生後数ヶ月は、薬液消毒の方がどちらかというと便利でした。例えば、1日8回哺乳瓶を使う・哺乳瓶の数が2本の場合、電子レンジ消毒で1回2本×4回はチンが必要。感じ方に個人差があると思いますが、私の場合3回以上のチンは手間でした(笑)

・回数が減ってから
 電子レンジのほうが楽でした。混合だったり、完ミでも生後数ヶ月以降になると、哺乳瓶を使う回数は減ってきます。薬液消毒では頻度が減っても、薬液の交換は毎日必要。極端な例ですが、哺乳瓶を1本しか使わない場合でも交換の手間+薬液代はかかるので、電子レンジの方が使い勝手が良かったです。

❺消毒完了後の手間
電子レンジ消毒の勝ち!】

 電子レンジ消毒の場合、チンした後は放置できる、これがとにかく私とって楽でした。
 薬液消毒の場合、商品によっては明記されていませんでしたが「乳首などのゴム製のものは長時間つけすぎると劣化するのでは?」と思い、できるだけ1~2時間の間で取り出すようにしていました。そうなると完全に放置できないのが地味に面倒臭い…。また、薬液から取り出した後振り切って使えると説明書には書かれてありますが、残液やにおいが気になったのですすいで乾かしてから使っていました(哺乳瓶が濡れていると、粉ミルクを入れる際、計量スプーンにつかないように入れるのも嫌だったので)。
 今考えると少し気にしすぎだったのかもしれませんが、同じように気になる方は電子レンジがオススメです。

❻卒乳後【薬液消毒の勝ち!】
 哺乳瓶を使わなくなってからも、プラスチックのおもちゃや水筒など大きいものも消毒できるのは結構便利でした。

❼スペース電子レンジ消毒の勝ち!】
 保管ケースも兼ねている商品なら、スペースもコンパクトで済むのは良かったです。

何を買うか迷ったら

電子レンジ消毒×手ごろな商品

楽天でもAmazonでもレビュー数多く評価も高めです。手ごろな値段なので私も使っています。完ミなので毎日2回以上使っていますが、耐久性も問題なさそう。デメリットを挙げるとすれば、レビューでもありますが水の入れにくさ、傾けたときやレンジ内で水が漏れてしまうこと。ただそれ以外は使い勝手が良いし、何より手ごろな値段なのでオススメ。


薬液消毒×一番人気

最初に少々費用がかかりますが、ミルトンのセットであれば一通り揃っているので楽です。費用を抑えたければ、容器は100均でも代用可ですが、大きさや深さに注意したり、取り出すトングや哺乳瓶が浮かないようにする落とし蓋などもあった方が便利です。




どちらも使えるタイプもあり

「哺乳瓶を使う頻度もわからないし、どちらもメリットデメリットがあるから選べない!」という人は、どちらも使えるタイプもあります。お手ごろな値段なのはこちら。レビューは上2つに比べると少し低めです。


全自動なら…!

 少し大きめなのでスペースは取られますが、費用を出しても良いならこれは便利!電子レンジでも薬液消毒でもない【スチーム除菌】と言うことで、電子レンジに出し入れする手間もないしかなり楽です。完ミ予定の方へのプレゼントにも良さそうです。